今回はこの写真。
昔使われていたビスです。
わかる人にはわかるのですが、「ビスがこんなに曲がるなんて!!」びっくりして写真におさめました。
現代のビスはひきつける力とそれを保持する力はすごいですが、折れやすいです。昔のビスはこんなに粘性があったんだなと思いました。
同じく、現代に使われている釘もすぐ曲がるし、昔ほど粘性がないのだと思います。
古民家の解体をしていると昔の釘を抜こうとしますが、なかなか抜けないし、よく利いている。これは昔の釘の方がしっかりつくられていたんだろうなぁと感じます。
今回は外部の大きな庇を作る時の桁の継手を紹介します。昔から使われている
車知栓継ぎです。追っかけ大栓継ぎや金輪継ぎなどいろいろありますが、
今ではアリ継ぎや鎌継ぎがほとんどです。
時間に追われてついつい簡易的な方法で、仕事をしている今日この頃ですが、
自分への記憶の確認や、引き出しをできるだけ多く持っておきたいという思いで、
思いつく限り、大工技術を使う仕事をしていきたいと感じています。