ブログ|株式会社竹内建築

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素敵な板壁 滋賀県 京都 工務店 大工 木造建築 古民家改修 

只今、古民家の改修工事の耐力壁をしています。

柱と柱の間に、板を貼っていくのですが、表面と裏面がぴったりくっつくように

間柱のところを半分ずつ切り欠きます。仕上がると普通の板壁なのですが、

このひと手間が耐力壁としてとても重要なファクターになります。

仕上がりは、また後ほど・・・

 

屋根架け替え 滋賀県 京都 工務店 大工 木造建築 古民家改修 

大津市の古民家の改修前の解体工事が終わり、いよいよ構造体を組み替えて屋根の架け替え工事が始まりました。どうなればいいかはわかるが、どうすればできるのか、1人でできるのか、どこからやっていけばいいのか、自分の経験を頼りに、少しずつ確実に進めていきました。屋根の組み換えと同時に、柱に土壁下地(貫孔やえつり)をしていきました。ここの柱を加工したら、次の柱と入れ替えて、また次の柱と入れ替えて・・・という

順番で、貫も入れつつ進めていきました。また、片流れの屋根を大屋根と下屋の間に入れなければならないので、桁天を400mmも低くしました。そのため梁が低くなりすぎたので、それも母屋兼用になるまで上げました。8m×4mの建物ですが、2週間丸々かかりました!

屋根仕舞いまでして、とりあえず一息つきました。しんどかったー。でも楽しかったー!!

 

琵琶湖材 滋賀県 木を扱う大工 工務店 弟子募集

これから始まる古民家の改修で使う琵琶湖材の杉板です。

耐震改修の板壁として使います。30×180×4000が164枚

もあり、倉庫と半分半分でいれて頂きました。

これから、まだまだ多くの材が入ってきます。

まずは解体から・・・・

 

 

継手。 株式会社竹内建築 古民家 新築 滋賀 京都 工務店 大工技術 弟子募集 

今回は桁の継手。材のせい(厚み)が185mmあって大きいので、目違い付き腰掛鎌継ぎにしました。久しぶりの刻みだったので結構時間かかりました。

柱を継ぐ。 竹内建築 古民家 新築 滋賀 京都 工務店 大工技術 弟子募集 

今日は柱の入れ替えをしました。根継ぎどころか本継ぎになりました。

通し柱の下から少しずつモルタルをめくってみると、

どんどん上までシロアリの被害が続いて行って、とうとう二階差しの桁の下まで

来ました。シロアリの被害はその柱に刺さっている桁までいっていて、

桁の上端から半分ほど、ぐしゃぐしゃでした。

その桁を補強するために梁を下から添わせました。さらにその桁に架けている梁や

小梁の仕口もぐしゃぐしゃなので補強か、継いでやる必要があります。シロアリの恐ろしさを改めて感じました。やはり、家を長持ちさせるためには、そこに誰かが住んでいる

ことが一番だなと思います。

マキタ 丸のこ 古民家改修 (株)竹内建築 大工技術 滋賀県 京都 工務店 弟子募集 copilot

今回はマキタの充電式丸鋸の修理について

写真のように刃の高さを調節する機構とベースの部分が折れてしまい、

結構危険な状態で使っていました。建前の日に屋根から落ちて以来

だましだまし使ってきましたが、やはり危ない…これを機に

ハイコーキの充電式丸鋸を買ってみたのですが、わりと使いにくい…..

 

どういうところかというと、際切り用で外れるようになっているベースを固定しておくネジが、よく使う丸鋸定規用のネジのすぐ横にあって、回しにくくなっている。

あと、刃の高さ調整をするときスライドする金物がスライドしにくい。

マキタのサラを買おうか修理に出そうかかなり長く迷ったが、今回ロイヤルホームセンターで、他店で購入したものでも修理受け付けた頂けるとのことで一度部品だけ発注して

もらいました。(実は部品を調べるのが結構めんどくさかった)

自分で直せるか挑戦したら、なんと無事直すことができました。部品代も

600円程度で済みました。

使い慣れた丸鋸をまだ使いつ続けることができるぞー!!

ウッドデッキ 平板ポリカ屋根 古民家改修 (株)竹内建築 大工技術 滋賀県 京都 工務店 弟子募集 copilot

今回は屋根付きのウッドデッキを作成させて頂きました。

下屋とドアの上の間に屋根を差し込むことになるから

高さと勾配がとても微妙に難しかったです。当然、登り梁がドアの開閉に当たってはいけないから、それも計算しました。

ご主人の背が高いため、真ん中の母屋の下端をひきわり、アーチ状にしました。

あと写真手前で、壁際戸袋と室外機があるため柱が建てられなかったので垂木掛けと

桁で持ち出しの屋根にしました。

平板ポリカを採用したので、屋根もすべて大工工事でやりました。

なかなか難易度の高い工事だったと自分ながら思います。

喜んでもらえてよかったー!!

格天井 古民家改修 (株)竹内建築 大工技術 滋賀県 京都 工務店 弟子募集

今回はこの現場で一番大変だった格天井移設を上げさせて頂きます。

以前家屋解体前のお施主さんのおうちで解体した玄関天井の格天井を

今、リフォーム中の玄関の天井に移設しました。当然、玄関の大きさも

柱の傾き、通りなどすべて調べて取り付けました。格天井はとりわけ

グリッド上に組んでいくため、部屋の4隅を直角、つまり正方形か長方形になっていないとできません。平行四辺形やひし形のままだと、グリッドの交点が組めません。

だいぶ時間がかかりましたが、小さい格天井も組み込めたし、大きい格天井も組めました。

こんな経験は、一生のうちで恐らく2度とないと思います。(大工をやっている限り可能性は0ではないですが・・・)

こんな杉の杢板材料もなかなか手に入らないと思います。格天井ができたことで、

玄関が一気に引き締まりました。

 

昔のビス 竹内建築 古民家改修 大工 滋賀県 京都府 工務店

今回はこの写真。

昔使われていたビスです。

わかる人にはわかるのですが、「ビスがこんなに曲がるなんて!!」びっくりして写真におさめました。

現代のビスはひきつける力とそれを保持する力はすごいですが、折れやすいです。昔のビスはこんなに粘性があったんだなと思いました。

同じく、現代に使われている釘もすぐ曲がるし、昔ほど粘性がないのだと思います。

古民家の解体をしていると昔の釘を抜こうとしますが、なかなか抜けないし、よく利いている。これは昔の釘の方がしっかりつくられていたんだろうなぁと感じます。

 

 

車知栓 滋賀県 京都府 大工技術 弟子募集 伝承 竹内建築 古民家改修

今回は外部の大きな庇を作る時の桁の継手を紹介します。昔から使われている

車知栓継ぎです。追っかけ大栓継ぎや金輪継ぎなどいろいろありますが、

今ではアリ継ぎや鎌継ぎがほとんどです。

時間に追われてついつい簡易的な方法で、仕事をしている今日この頃ですが、

自分への記憶の確認や、引き出しをできるだけ多く持っておきたいという思いで、

思いつく限り、大工技術を使う仕事をしていきたいと感じています。