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大津市の古民家の改修前の解体工事が終わり、いよいよ構造体を組み替えて屋根の架け替え工事が始まりました。どうなればいいかはわかるが、どうすればできるのか、1人でできるのか、どこからやっていけばいいのか、自分の経験を頼りに、少しずつ確実に進めていきました。屋根の組み換えと同時に、柱に土壁下地(貫孔やえつり)をしていきました。ここの柱を加工したら、次の柱と入れ替えて、また次の柱と入れ替えて・・・という
順番で、貫も入れつつ進めていきました。また、片流れの屋根を大屋根と下屋の間に入れなければならないので、桁天を400mmも低くしました。そのため梁が低くなりすぎたので、それも母屋兼用になるまで上げました。8m×4mの建物ですが、2週間丸々かかりました!
屋根仕舞いまでして、とりあえず一息つきました。しんどかったー。でも楽しかったー!!
今回はマキタの充電式丸鋸の修理について
写真のように刃の高さを調節する機構とベースの部分が折れてしまい、
結構危険な状態で使っていました。建前の日に屋根から落ちて以来
だましだまし使ってきましたが、やはり危ない…これを機に
ハイコーキの充電式丸鋸を買ってみたのですが、わりと使いにくい…..
どういうところかというと、際切り用で外れるようになっているベースを固定しておくネジが、よく使う丸鋸定規用のネジのすぐ横にあって、回しにくくなっている。
あと、刃の高さ調整をするときスライドする金物がスライドしにくい。
マキタのサラを買おうか修理に出そうかかなり長く迷ったが、今回ロイヤルホームセンターで、他店で購入したものでも修理受け付けた頂けるとのことで一度部品だけ発注して
もらいました。(実は部品を調べるのが結構めんどくさかった)
自分で直せるか挑戦したら、なんと無事直すことができました。部品代も
600円程度で済みました。
使い慣れた丸鋸をまだ使いつ続けることができるぞー!!
今回はこの現場で一番大変だった格天井移設を上げさせて頂きます。
以前家屋解体前のお施主さんのおうちで解体した玄関天井の格天井を
今、リフォーム中の玄関の天井に移設しました。当然、玄関の大きさも
柱の傾き、通りなどすべて調べて取り付けました。格天井はとりわけ
グリッド上に組んでいくため、部屋の4隅を直角、つまり正方形か長方形になっていないとできません。平行四辺形やひし形のままだと、グリッドの交点が組めません。
だいぶ時間がかかりましたが、小さい格天井も組み込めたし、大きい格天井も組めました。
こんな経験は、一生のうちで恐らく2度とないと思います。(大工をやっている限り可能性は0ではないですが・・・)
こんな杉の杢板材料もなかなか手に入らないと思います。格天井ができたことで、
玄関が一気に引き締まりました。